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コーヒー豆|インドネシア オナン・ガンジャン -Wet Hulled- 深煎り
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コーヒー豆|インドネシア オナン・ガンジャン -Wet Hulled- 深煎り

ハーバルでモルト香を思わせる風味

インドネシアのスマトラ島では19世紀末に発生したさび病の甚大な被害とその後の耐病性品種への植え替えにより、当時栽培されていたティピカ系の品種はほぼ消失してしまいました。しかし、北部のトバ湖周辺の標高の高い地域ではティピカ系品種がわずかに残っている地域があります。そのひとつがオナン・ガンジャンです。変わった名前ですが、地域の名前でもあり、コーヒーの品種の名前でもあります。

オナン・ガンジャンからはマンデリンらしくハーブを思わせる風味に、モルト香のようなカップキャラクターも感じられます。程よい苦味のある深煎りですが、クリーンカップも魅力。アフターまできれいな味わいを楽しめるコーヒーです。







オナン・ガンジャンは主にウェットハル(スマトラ式)と呼ばれるこの地域特有の方法で精製されます。ウェットハル(スマトラ式)とはウォッシュト精製の一種です。通常のウォッシュト精製と同様にコーヒーチェリーを収穫してすぐに果肉を除去しますが、本格的な乾燥がパーチメントコーヒーの状態ではなく脱殻後の生豆の状態で行われます。予備的なものを含むと計3回乾燥する工程があり、これは乾季でも雨のすることの多いインドネシア特有の環境から生まれた精製方法といえます。この過程がマンデリン特有の味わいを生み出しているといわれています。





オナン・ガンジャンを栽培している農家の様子。農家では収穫から一次乾燥までを行います。まず収穫したコーヒーチェリーの果肉を取り除き、そこから約12時間のドライファーメンテーションにかけてミューシレージを自然発酵させ、その後水洗を経て一次乾燥(2日天日乾燥)を行います。





その後パーチメントコーヒーは集められ、脱穀されたのち二次乾燥(パティオにて5日天日乾燥)に進みます。乾燥ムラが出ないよう定期的に撹拌しています。急なスコールがあるインドネシアでは乾燥中も豆の状態には細心の注意を払います。豆が含む水分値を安定させるため30日間保管し、さらなる選別工程を経て最終的に商品として輸出されます。



生産者情報
生産:オナンガンジャンの農家
地域:北スマトラ州フンムバン・ハスンドゥタン県オナンガンジャン
標高:1,400m程度
品種:オナンガンジャン(ティピカ系伝統品種 クラシックスマトラとも呼ばれるものの1つ)
精製:ウェットハル(スマトラ式)